橋下府政での博物館の存在とは

弥生時代をテーマにした国内唯一の博物館で、来年開館20周年を迎える大阪府弥生文化博物館(和泉市)が、存続に向けて正念場に立たされている。橋下徹知事が掲げる行革策の一環として一時は廃止も取りざたされ、府が6月末に策定した財政構造改革プランのたたき台では、今年度中の大幅なコスト改善を突きつけられた。約2100年前の貴重な遺物を今に伝える同館の行く末はどうなるのか。歴史ファンらの注目が集まっている。

弥生文化博物館 存続かけ正念場 大阪府「年度内にコスト3割減」要求:産経関西(産経新聞大阪本社公式ニュースサイト) 弥生文化博物館 存続かけ正念場 大阪府「年度内にコスト3割減」要求:産経関西(産経新聞大阪本社公式ニュースサイト)

 コスト改善を突きつけられているのは、集客事業なのか、調査研究事業なのか。いずれにしても、博物館の存在を根幹から見直すことになるので、要注目です。

 橋下府政における博物館の存在とは集客施設なのか、研究施設や資料収集施設としての展望をどのように考えているのかは気になります。