駄目なものは駄目


「役人は無能で世間知らずだから、民間を取り入れるべきだ。」
 といわれてます。


 ウチの職場にも、民間からの転職者がいます。
 ただ、全員が優秀な方とは限らず、はっきり言えば何か抜けてる人もいます。


 年功序列的な要素がまだ残る昇給制度ですので、監督職になっている方なんですが、 
「仕事を頼むときは、何をしてほしいかちゃんと伝えて下さい。」
「早くから受け取ってたなら、締切のある仕事ですし、もっと早く回して下さい。」
「どういう理由でそういうことを引き受けたんですか?どのような見通しで仕事を進めるようと考えているか、指示してください」
 と誰彼となく言われています。
 あるいは、
「市民の方と交渉する際に、面識もないのにくだけた口調は慎んだほうがいいのではないですか。ましてや年上の方へのタメ口はもってのほかじゃあないですか」
「昼休みだといって、隣接の図書館でソファに寝ながら雑誌を読むのはおかしいですよ。そもそも、図書館は休憩室ではないですよね」
 ということを市民の方からそれとなく言われても、本気で怪訝そうな顔をしています。


  
 要は「人」なんです。官でも民でも、兵隊でも将校でも。


 隣の部署では、教員の再教育について、どう取り扱うかというハナシと、うちの職場では今後どうなるのか、という話が教員と職員の間で討議されています。


 というより、駄目なものは駄目、というのが結論で、やはり現場から外れていただくべき、というのが一致した考え。ただ、駄目なのが組織内の人間関係による「評価」なのか、それとも本人の「資質」なのかが問題なんです。
 人間関係であれば、なるべく早く転任させるよう図るためにはどのようにすればいいのか、という話。
(まあ、閻魔帳的な部分もあるかもしれないので、済まされる話でもないかもしれん)
 しかし、本人の資質に問題がある場合は、やはり駄目なものは駄目なんですね。
 再教育の結果、現場復帰が妥当だとされた数字と駄目な数字というの例があります。

 再教育を受け、変化が見られない場合には次年度も教育という扱いだったのですが、いつまでも教育させておけばいいというものでもありません。
 次の段階と言えば、減給、降格・・・


 そして、国民の皆さんが待ちに待った!「クビ」です。諭旨免職、ってヤツが適用されるかどうかです。


 実際にはそこにいたるまでは相当長いかもしれません。
 しかし、公務員の労働三権が認めらるということがあったら、案外早いのかもしれません。


 ちなみに件の方は、うちの庁内でもっとも最終学歴が高い、とされるうちのひとりですので「学歴」も関係ないかもしれません。