海老名市の決断にまつわるエトセトラ、3題

真夏の暑さがピークの時間帯に、電力を消費しない取り組みという点(素朴な興味その1)

市の休日に市の機関がその所掌事務を遂行することは妨げられるものではありませんが、休日としていない水曜の午後を閉庁とするのは、どうするのか(素朴な興味その2)

海老名市の執務時間に関する規則を調べてみましたが、執務時間は午前8時30分から午後5時15分とのこと。午後の勤務時間と思われる午後1時から午後5時15分だと、4時間15分。土曜日の午前中の勤務時間になると思われる午前8時30分から午後12時は3時間30分。
勤務体系をどのようにするのか(素朴な興味その3)

神奈川県海老名市は18日、夏季の節電対策として、7〜9月の3か月間、市役所を水曜の午後閉庁とし、代わりに土曜午前に開庁すると発表した。


午後に比べ涼しい午前中に開庁することで、冷房による電力使用量を減らし、3.4%の節電効果が見込めるという。

水曜は統計上、他の曜日より来庁者が少なく、これまでもノー残業デーとしていたことから、業務への影響も最小限に抑えられると判断した。

7〜9月の水曜は、正午以降、窓口業務も行わず、残業も禁止とする。職員組合とも合意しているという。

同市は、7〜9月の行政施設節電目標を、国の15%を上回る前年同期比20%に設定。屋内照明の50%消灯、空調の最低2時間停止、運動施設の平日夜間使用の中止――なども実施する。20%の削減を達成できれば、3か月間で約1300万円の電力使用料節減になるという。

海老名市役所、水曜午後休み土曜午前開庁…夏季


「『はりきっていこう』が誰の台詞かで年代がわかります。」
これはうちの後輩女子。
「もちろんいかりや長介だろ」
「え、パフィーでしょ」
「『誰かの希望になってやれ…なんてな』って和久さんも言ってただろ」
ドリフと踊る大走査線ではまったく役割(役所)が違いますが、どちらもこの方が口にしたからこそ名台詞として染みいるんだな。

【追記】
海老名市の方針について、同市ホームページ上で示されていました。

今夏の海老名市の節電方針について

〜節電目標20%!水曜午後を閉庁、土曜午前を開庁し、電力需要抑制を〜


市では、電力需要の抑制対策の必要性を認識し、国から示された東京電力管内の電力需要者15%の抑制目標を受けて、本庁舎をはじめとする公共施設の節電目標を、さらに5%上乗せした20%に設定し、市が率先して節電に取り組むため、「海老名市節電方針」を定めました。

これは、福島原子力発電所の事故及び浜岡原子力発電所の運転停止などにより電力供給が低下するとともに、夏季には電力需要の増加が想定されることから、電力需給のひっ迫が見込まれているためで、市民サービスの低下を最小限に抑えることに努めながら、市と市民が一体となり、創意工夫をこらして今夏の節電に取り組むものです。

○市庁舎は、水曜日の午後閉庁、土曜日の午前開庁として平日のピーク時電力需要の抑制に努めます。
○公共施設の節電目標を20%に設定し、率先して節電に取り組みます。
・屋内照明は、原則50%消灯
空調機は、最低2時間の停止または温度を引き上げて運転
・小中学校(屋内運動場)の一般開放を輪番開放
・運動施設のナイターは、平日夜間の利用を中止
○家庭の節電目標15%達成に向けて、節電キャンペーンを実施します。
○実施期間
平成23年7月1日から9月30日まで
・土曜日の午前開庁は、10月1日まで
○市庁舎開庁時間
・月曜日、火曜日、木曜日、金曜日 午前8時30分から午後5時15分まで
・水曜日 午前8時30分から正午まで
・土曜日 午前8時30分から午後12時45分まで