ひさびさに遺跡の現地見学会に行くことにしました

GWにあわせてやってくれるなんて(涙)

平安時代中期(10世紀後半)の緑釉(りょくゆう)陶器窯が見つかった甲賀市水口町春日の春日北遺跡で、新たに同じ時期の緑釉陶器窯4基が見つかり29日、県文化財保護協会が発表した。当時、平安京で流通していた緑釉陶器は近江産がほとんどを占めていたとされ、量産体制ができていたことを示す発見という。
4基は、先に発見された窯の南側に、東西方向に並ぶようにして造られていた。
うち3基は、まきを燃やす燃焼室と陶器を焼いた焼成室に分かれ、その下に火を通す溝があり、すでに見つかっている窯と同じ構造。東端の1基だけ22つのたき口を持っており、燃焼室の底に粘土を柱状に立て、その上に焼成室の床を張って陶器をあぶり焼きしたとみられる。
この構造は、京都府亀岡市の篠窯跡群のものと同じという。
最初の窯の40メートル東では、愛知県尾張地方に多い灰釉(かいゆう)陶器窯1基が県内で初めて見つかった。この窯が年代的には最も古く、協会は6つの窯を10世紀前半〜後半の60余年間にわたって順次、造り変えながら使っていた、とみている。
遺物はわんと皿がほとんどで、コンテナ100箱分あった。窯からも、形がゆがんだり、途中で割れて出荷されなかったとみられる不良品のわんが出土した。
現地説明会は5月1日午後1時半から。雨天決行。駐車場なし。問い合わせは同協会=電077(548)9780へ。 


中日新聞:緑釉陶器窯、新たに4基 甲賀・春日北遺跡で見つかる

10世紀前半の灰釉の窯というのがピンポイントで揺さぶられました。
分焔柱こそ、自分が最初に触れた遺構であり、壊した遺跡でもあります(小学生時代かぁ)
無論、緑釉陶器そのものに興味がありますし、国内生産の拠点が見れる機会はこの先あまりないかもしれません。

ということで、早々に仮眠して夜中出発しよっと。