マカフィー、定義ファイル更新で障害 PC利用不可能に

インターネットセキュリティ大手、マカフィーMcAfee)が21日に配信したコンピューターウイルスの定義ファイルが基本ソフト(OS)Windowsのシステムファイルをウィルスと誤認識してしまい、コンピューターが使えなくなるトラブルが世界各地で起きた。

 マカフィーによると、対象となったのは米マイクロソフトMicrosoft)のOS「ウィンドウズXPサービスパック3(Windows XP Service Pack 3)の法人顧客。全米の大学や病院、企業などで、ウィンドウズのシステムファイルがウィルスと誤認識されて、再起動を繰り返し続ける現象が起きた。

 マカフィーは同日中にこの誤りを修正するファイルをリリースし、顧客にダウンロードするよう呼びかけた。

 コンピューターセキュリティ関連の教育機関、SANSテクノロジー・インスティテュート(SANS Technology Institute)で、コンピューターセキュリティ関連の情報を提供しているインターネットストームセンター(Internet Storm Center)によると、数千台のコンピューターがダウンしたネットワークや、問題を解決するまで業務が出来なくなった組織などから報告があったという。米ミシガン大学(University of Michigan)では医学部などの2万5000台のパソコンのうち8000台がトラブルに見舞われた。

 米半導体大手インテルIntel)の本社で会議中にトラブルに遭遇したITアナリストのロブ・エンダール(Rob Enderle)氏によると、近くにいた人のノートパソコンが軒並みクラッシュしたという。「インテルのチップとマカフィーのセキュリティソフトを使っている企業の大半がダウンしたのではないだろうか。この種のトラブルはあまり起きるものではないが、ユーザーは簡単には忘れないだろう。マカフィーには打撃になると思う」(エンダール氏)

マカフィー、定義ファイル更新で障害 PC利用不可能に


自分もこの夏に海外に自主研修に行く予定で、先方にwebから申請を上げていました。先方から電話があって、
「今日システム使えないので、申し込み画面を確認できない。申し込みリストを打ち出してあったので、希望者に申し込みの意思を電話で確認している」とのこと。いろいろ大変なようで。最初は詐欺かと思ったら、こういう事故があったのね。

でも、申し込みのリストを打ち出しておく、という手間を常日頃行っておく姿勢には関心しました。もっとも、それほど応募のない研修なんで、打ち出さないと忘れる、というヲチかもしれません(研修が決まったら聞いておこっと)