被リンク数からの見ての感想

平成21年度に開催された国民文化祭における各自治体のホームページは、独自ドメインを取得したケースと、自治体所有のドメインサブドメインを使ったケースとに分けられます。
被リンクと市ホームページへ影響を考えれば独自ドメインを取得して、公式サイトのいくつかのページにリンクを貼ることで被リンク数を増やし公式サイトの評価を上げるという方法をとる自治体があるのかな?と観察していましたが、そういった取り組みが見られるところはありませんでした。

サブドメインを用いた自治体の場合ですと、磐田市菊川市といった自治体は効果的な使い方をしていると思います。HTMLソースを見ると、菊川市は意識的にソースを書いている部分があります。磐田市は市のシステムが補完しているようです。

両市に共通するのは、個別の記事のページランクが3程度の評価を得ていたこと。要因としては、「はまぞう」(http://www.hamazo.tv/)といった地域に根ざしたブログからの被リンクが多いことがあげられます。菊川市はこれに加えてインパルス(http://www.impulse-navi.ne.jp/)のイベント特集にも記事が掲載されていました。このインパルスのイベント紹介ページはページランク高く被リンク効果が高いことから、菊川市ページランクへの影響を及ぼしていると思います。また、これ以外のイベント紹介サイトや、小山ゆう氏の作品展示を行ったことにより漫画系のサイトからの紹介記事もあったことから、さまざまなサイトから被リンクを獲得しています。
※実際に、ページランクが3-4の各ページの被リンク先を見ると、各ページ被リンク先の違いがわかると思います。

静岡県内でいうと、浜松市宮下英樹氏、沼津市押井守氏をパネルディスカッションへの起用や作品展示を行っています。著名人の起用も、人気度にも影響を受ける可能性がありますが、被リンク獲得には効果的なのかもしれません。被リンク獲得のためには、漫画家のファンや一般のファンが現地にいったことを記事にするときに、自治体の該当ページにリンクを貼るための誘導(パンフレットにQRコードを載せて、来場者向けの隠しページを作る等)するのも、被リンクからもおもしろい効果がでると思います。