給与を支払わない首長がいるそうで
鹿児島県阿久根市が男性職員（４５）に下した懲戒免職処分の効力停止を鹿児島地裁が命じ、職員が職場復帰したにもかかわらず、市がこの職員に１０、１１月分の給料の支払いをしなかったことが２０日、分かった。同市総務課は「支払う必要はない」との指示が竹原信一市長からあったとしている。
同市によると、職員は効力停止の決定を受け、１０月２６日に復帰。しかし、登庁はするものの、処遇が決まっていないため、そのまま帰宅する毎日という。
職員は、市長の意向で市庁舎内に掲示された給与総額を示す張り紙を「職場に過度の緊張をもたらす」などとしてはがし、懲戒免職処分を受けた。８月に処分取り消しを求め鹿児島地裁に提訴。地裁は１０月、判決が確定するまでの処分の効力停止を命じている。
支払わないとする根拠が「支払う必要はない」というのがよくわかりません。支払わなければならないし、処遇も決めなければいけないでしょ。配転命令権は、無制約に行使することができるものではなく、これを濫用することは許されまていません。配置を命令されていないことを理由にする（理由にならんが）ならば、命令していない責任を市長が問われると思うのですが。
