電子申請の活用


alittlethingさんがblogのなかで電子申請について語られていた。

ふたつめは、市町村の電算担当としてこんなこと言うのもなんですけれど、

住民基本台帳カードを使わないで済む手続きをいかに増やすか、です。


現在の電子申請の利用が伸びない理由は、間違いなくこれです。


厳密な本人認証が必要な手続きは、市町村の中でも少数ですし、

かえって窓口での確認よりも不当に厳しくなるようなことは避けるべきでしょう。

どうしても本人確認が必要なら、初回のみ行うという方法もあるでしょう。

 間違いなく、現況の電子申請における課題点だと思います。
 
 これを現行の老人保健制度におきかえて考えてみます。

 厳密な本人認証がなく、添付書類が不要なもの。


 限度額適用・標準負担額減額認定申請


 本人の手元に受給者証があれば、受給者情報が読み取れます。
 
 後期高齢者医療制度になれば、と思う部分もあります。


 75歳以上のお年寄りが、パソコンや携帯電話から申請というのはほぼありえない話ですが、現況の申請も本人だけではなく家族の方が一緒に申請に付き添われてくることが多いです。
 可能性はなくもないのかな?


 もっとも電子申請の利用そのものを増やすのであれば、若年層の利用をあげる仕組みですよね。
 いっそのこと、国民健康保険の特定検診も携帯電話から検診申し込みを可能にしてみるというのはどうでしょうか?

 社会保険の保険証は既にQRコードが刷り込まれていますが、こういったものを活用しない手はないと思います。