終了後のイベントサイトの設置目的


 国体、国文祭も終わり、各自治体の設置したサイトがどのようになっているかを確認してみました。今回は国民文化祭をチェックしてみました。

 静岡県自治体数=37市町
 国文祭に関する記事をwebに公開した自治体=26市町

 多いのかどうか4市7町は市町のサイトでの紹介すらなかったようです。

 国文祭終了後に更新を行っていない市町の数=14市町
 既に閉鎖している市町の数=1市

 結構多いようです。サイトを公開している自治体の半数以上がイベント終了後は放置状態。その中には独自ドメインを取得している自治体もあります。以前ドメインの使用期限問題について触れましたが、期限後の取り扱いについてまで考えているかどうか、今後も見守りたいと思います。
 袋井市のように、イベント開催直前にサイト設置、更新されたのはイベント終了の謝意だけ、という自治体もあるようです(更新のお知らせも公式ページからは見つかりませんでしたし、菊川市の情報にもありませんでした)。



 イベントの様子を掲載している自治体の中では、焼津市が最も力を入れているようです。また、清水町ではスタッフブログが継続しており、イベント終了後に発刊する冊子の制作過程を伝えています。当日全ての会場を見ることはなかなか難しいでしょうから、市民の方にもイベントを伝えるという意味で意義ある取り組みだと思います。
 また、次年度以降に開催する自治体を意識しているのが菊川市。こちらは作成されたパンプレット等の資料DLや県内各自治体のHP更新状況を取りまとめて公開しています。イベント担当者としては先行自治体の情報を参考にすることが多いことから、行政資料としての位置づけを狙いサイトを運営していると思われます。
 焼津市・清水町が市民町民向け、菊川市は他自治体向けというのは、市町担当者がどこに力を入れていたかという狙いでもあり、イベント終了後に何を伝えるのか、という意味で非常に興味深いと思います。


 ちなみに静岡県が開催していたweb国文祭ですが、既にサイトは閉鎖されているようです。flashゲームと動画を公開しているだけのサイトだったので、なにも国文祭の期間終了で閉鎖しなくてもよさそうなものですが。