インフルエンザだけではない、この秋から冬に流行する「疾患」


 新型インフルエンザによる初の死者が出た。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090815-OYT1T00634.htm?from=main1

 

 実は、官公庁の電算担当、関連会社は、この秋にインフルエンザに加え、うつ病にも配慮しなければならないかもしれない。



 うつ病は「心の風邪」と言われるが、うつ病の症状は、風邪とは比較にならないほどつらいもので、ひとりで治せる病気ではない。

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0906/27/news004.html


 人間は誰でも憂うつになったり、落ち込んだり、憂うつな気分になるが、そのうちにスランプを脱して再び元気になっているもの。
 ところが、いつまでも沈んだ気持ちや気分の落ち込みが回復しないことがある。

 2年前の、後期高齢者医療制度のときも、私のまわりの少なくない者たちが、やはり病に倒れていった。

予算や納期に追われることで自責の念に駆られたり、仕事自体にのめり込んでしまったりする人も多い。深夜遅くまで働くなど長時間労働が続くだけでなく、帰宅してもインターネットやゲームを楽しむ人も多いため、体を休める時間がまったくないようだ

 沈んだ状態を回復するために、ネットやゲームを楽しむ人間は確かに多いかもしれない。だが、それとて体に影響のない範囲でプレイしたいのは本音だし、体に負担がかかり病に犯されるのをすべて自己管理とされるのもおかしいと思う。

 自分の場合、平成18年の法案成立から、平成20年4月1日の制度開始まで担当をしていた時期がある。
 実質準備が1年に満たない、まさしく仕事をしながら対応を考え、右往左往する日々を重ね平成20年4月1日を迎えた。
 さらに、平成20年4月1日から始まった制度を、4月2日に改める、ということで多くの公務員が追い込まれた。
 特例、経過措置、いろいろな「策」が打ち出されたことにより、一応「単純」な制度が、公平・配慮の名のもとによる「複雑」な制度に作り変えられた。


 自分自身は、ネットで知り合った方々とのオンライン上での交流、県内だがオフラインでの交流により、なんとか乗り越えることができた。
 しかしながら、出入りのSEや自分の後任たちが1人、また1人と追い込まれて、倒れていった。


 基本的にこの秋から来春にかけては、昨日の日記に書いたように、公会計システムの更新を控え、スケジュールと体調管理に頭を悩ませる自治体担当者や業界SEは少なくないだろう。




 この秋以降、どんな風が吹くかわからないが、少なくとも新型インフルエンザと同じくらい、心の風邪にも注意していかなければいけないと思う。